はじめに|口コミは「何を言っているか」だけでなく「どう書かれているか」も重要
占い口コミを読むとき、多くの人は「当たったかどうか」「満足度」などの内容(what)に注目します。
しかし、それだけでは見えない“本音”や“信頼性のヒント”が、実は文体(how)=書き方に現れています。
文体とは、語尾・言葉選び・構成・テンションなどからなる“表現のスタイル”です。
口コミを文体ごとに分類して読むことで、その評価がどれだけ冷静か、感情的か、リアルか――を見抜く力が身につきます。
文体スタイルの分類一覧
📋ココナラ占いの口コミに多く見られる文体を分類すると、次のようになります:
文体タイプ | 特徴 | 信頼性の傾向 |
---|---|---|
📝 丁寧語タイプ | 「◯◯していただきました」「とても親切な先生でした」など敬語ベース。文法もしっかり。 | 冷静・客観性あり。リピーターにも多い |
💬 チャット風タイプ | 「まじで当たったw」「びびった😂」など、SNS的なノリが混ざる。絵文字・顔文字・擬音多め | ノリや勢いが強く、信頼性は文脈次第 |
❗ 断定型タイプ | 「100%当たってました」「この先生しか勝たん」「ガチです」など、自信満々の断定語 | 熱量高いが、冷静な根拠がないとやや危険 |
😭 感情丸出しタイプ | 「泣きました」「もうダメだと思ってたときに…」「震えました」など、体験重視 | 感情が乗っている分、読者の共感は得やすいが、冷静な比較には向かない |
🤔 懐疑的タイプ | 「うーん、半分当たってたけど微妙かな」「悪くはないけど普通」など、評価を迷っている | 客観性高め。自分に合うかどうか考えたい読者向き |
📚 レビュー型タイプ | 「〇〇を相談。結果は△△。その後〇〇に変化があり…」と経過と論理を順序立てて記述 | 高信頼性。第三者視点で参考になりやすい |
なぜ文体で信頼性がわかるのか?
✔ 文体は「書き手の心理状態」を映す
- 丁寧語 → 冷静・理性・説明力あり
- 絵文字多用 → 感情が先行、ノリや直感優先
- 短文&断定 → 強い体験 or 思い込み
- 客観構成 → 再現性・実用性あり
✔ 感情が強いほど文体は崩れる
良くも悪くも「強烈な体験をした人」は、
文法や語尾よりも「とにかく伝えたい!」という勢いが先行します。
そのため、文体の荒れ=信憑性が低いとは一概に言えないが、
冷静さを失っているサインとして読み取るのが有効です。
実際の口コミ文体例(抜粋)
丁寧語タイプ
「とても親切に対応していただき、安心して相談できました。具体的なアドバイスも多く、納得できました。」
→ 客観・再現性あり。相談スタイルの把握に◎
チャット風タイプ
「え、マジで?ってくらい当たってて爆笑した😂✨先生すごいwww」
→ ノリは伝わるが、何がどう当たったのかは不明瞭
断定型タイプ
「この先生以外は正直ない。3人見てもらったけどこの人が一番です」
→ 主観的で強い。初心者は鵜呑みに注意
読者へのアドバイス:文体を「声」として読もう
文体は、その人の声・空気感に近いもの。
文字に“熱”がこもりすぎていないか?逆に冷たすぎていないか?
読むときは、以下のポイントを意識してみましょう。
視点 | チェック項目 |
---|---|
バランス | 絵文字・感情表現が多すぎないか? |
冷静さ | 文体に“間”があるか(構成されているか) |
構成 | 結果だけでなく「何を相談してどうだったか」があるか |
まとめ|「文章の言葉づかい」に口コミの信頼度がにじみ出る
占いの口コミは、体験の“熱”を伝える手段であると同時に、
言葉づかい(文体)によって評価の信憑性が見えてくるものです。
星の数だけでなく、文章の“温度・構成・語り口”にも注目して、
信頼できるレビューを見分ける目を養いましょう。